日本膜学会第43年会
2021年6月4日 10時17分コロナ禍の6月初週、日本膜学会第43年会が早稲田大学をコントロールセンターにオンラインで開催されました。今回は組織委員長を私(松木)が務めさせていただきました。発表件数は89件で、参加者は約180名弱と全国から多数の皆様が参加してくれました。遠隔開催ではありましたが、これまでの年会同様と変わらない内容で対応することができました。特別講演には九州大学の荒殿先生に「ソフト界面膜の研究展開」のご講演をしていただき、また境界領域シンポジウムとして私が「膜と界面-熱力学的アプローチによる現象理解-」を開催しました。界面科学の最先端のお話をまとめて聴講することができ、大変役立つ内容ばかりでした。研究室からは、大学院生2名(中尾君、長尾さん)が発表しました。中尾君のモジュール構造変更アナログ脂質に関する発表が本年会の学生賞を受賞しました。おめでとうございます。また、懇親会をオンラインコミュニケーションツールである「SpatialChat」を導入して行いました。ネット上空間内においてリアル世界における物理的な距離感が再現され、なかなかの好評でした。膜学会恒例の三賞表彰も行われ、大変盛り上がりました。年会にご参加された皆様に、この場をお借りしてお礼申し上げます。
オンライン拠点の早稲田大学121号館 |
カンファレンスルーム内部
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