研究室行事

高圧力合同会議(AIRAPT29 & HPCJ66)

2025年10月5日 11時44分

 令和7年9月28日(日)から10月3日(金)の期間、高圧力の科学と技術に関する国際会議(AIRAPT29)および国内討論会(第66回高圧討論会(HPCJ66))の合同会議が松山市の道後温泉近くにある愛媛県県民文化会館で開催されました。世界各地から総勢600人弱が集い、550件を超える高圧力研究に関する発表と議論を行いました。会期中の中日は、生物関連高圧研究のセッションが発表+パネルディスカッションの形式で行われ、活発な討議がなされました。今回の会議では、趣向を凝らした催事が多数行われました。特に懇親会は、市内三越デパートの「坊っちゃんフードホール」を貸し切って開催され、「大江戸助六太鼓」や「小唐人大神輿」が披露され、非常に盛り上がりました。また、研究室からは大学院生修士1年の2名(白石さん、久保さん)が発表し、大変嬉しいことに、白石さんの酸性リン脂質ホスファチジルグリセロール二重膜の二段階相転移に関する発表が国際会議側の学生ポスター賞に、久保さんの酸性リン脂質ホスファチジルセリン二重膜の高圧相挙動に関する発表が第66回高圧討論会の学生ポスター賞を受賞しました。両名、おめでとうございます。直前の前週に第61回熱測定討論会(横浜)に参加していましたので、連続参加となり、なかなか大変でしたが、充実した時間を過ごせました。

Joint AIRAPT-29 & HPCJ-66 ホームページ

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3つの高圧力会議の合同開催
学会会場の愛媛県県民文化会館
 

第36回九州コロイドコロキウム

2022年11月20日 09時45分

 8月最終日の31日、九州コロイドコロキウムを本研究室が主催となり開催しました。九州コロイドコロキウムは約40年の歴史があり、四国では1993年に第11回を先代の金品教授が鳴門で開催して以来、29年ぶりに再び徳島での開催となりました。当初、対面開催を予定していましたが、新形コロナ「第7波」により、やむなく遠隔方式に変更しての開催となりました。6人の先生方による招待講演と学生による一般講演(ポスター発表)が行われ、全国から約60名の皆様にご参加いただきました。特に招待講演では、コロイドおよび界面化学分野において第一線でご活躍中の先生方の最新のご研究成果や最先端の技術を聴講することができ、非常に有意義な時間を過ごせました。研究室からは大学院生修士1年の3名(梶浦さん、桐山さん、松岡君)が発表し、討論に奮闘しました。梶浦さんの酸性リン脂質ホスファチジン酸の二重膜相転移に関する発表が優秀ポスター賞を受賞しました。おめでとうございます。次年度は、鹿児島大学において開催になる旨がアナウンスされて終了となりました。

第36回九州コロイドコロキウムホームページ

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ご参加いただいた方々(その1)
ご参加いただいた方々(その2)
 

日本膜学会第43年会

2021年6月4日 10時17分

 コロナ禍の6月初週、日本膜学会第43年会が早稲田大学をコントロールセンターにオンラインで開催されました。今回は組織委員長を私(松木)が務めさせていただきました。発表件数は89件で、参加者は約180名弱と全国から多数の皆様が参加してくれました。遠隔開催ではありましたが、これまでの年会同様と変わらない内容で対応することができました。特別講演には九州大学の荒殿先生に「ソフト界面膜の研究展開」のご講演をしていただき、また境界領域シンポジウムとして私が「膜と界面-熱力学的アプローチによる現象理解-」を開催しました。界面科学の最先端のお話をまとめて聴講することができ、大変役立つ内容ばかりでした。研究室からは、大学院生2名(中尾君、長尾さん)が発表しました。中尾君のモジュール構造変更アナログ脂質に関する発表が本年会の学生賞を受賞しました。おめでとうございます。また、懇親会をオンラインコミュニケーションツールである「SpatialChat」を導入して行いました。ネット上空間内においてリアル世界における物理的な距離感が再現され、なかなかの好評でした。膜学会恒例の三賞表彰も行われ、大変盛り上がりました。年会にご参加された皆様に、この場をお借りしてお礼申し上げます。

日本膜学会第43年会ホームページ

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オンライン拠点の早稲田大学121号館
カンファレンスルーム内部
 

松木教授、日本高圧力学会 学会賞を受賞

2020年12月4日 11時43分
 令和2年12月4日(金)、コロナ禍のためオンラインで開催された第61回高圧討論会において、松木教授が2020年度の日本高圧力学会 学会賞を受賞しました。金品名誉教授と共に取り組んできた脂質二重膜の高圧力研究が学会により高く評価していただいたことは名誉なことであり、大変光栄に思います。授賞式は大阪市内の豊中不動尊において前撮りで、受賞講演「高圧力下におけるリン脂質二重膜相転移の研究」は同日午後2時より、zoomを用いたオンライン方式にて行われました。本賞は、これまでに研究室における研究活動に参画してくれた研究室スタッフ、数多くの大学院修了生と学部卒業生の皆さんが残してくれた大きな成果に対する評価を私が代表して受け取ったものです。皆さんの多大なるご貢献に心より感謝する次第です。今後、さらに脂質膜研究の研鑽に励んでいく所存でおりますので、変わらずご支援をいただきますよう宜しくお願いいたします。
日本高圧力学会 学会賞 徳島大学生物資源産業学部 研究実績
 
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受賞式は前撮りでした。(豊中不動尊)
長谷川会長より賞状・楯が授与されました。
 

松木教授、日本熱測定学会 学会賞を受賞

2019年10月25日 11時42分
 令和元年10月25日(金)、近畿大学東大阪キャンパスにて開催された第55回熱測定討論会において、松木教授が2019年度の日本熱測定学会 学会賞を受賞しました。本受賞は、私達がこれまで積極的に推進してきた脂質二重膜の系統的研究が評価されてのものです。受賞講演「リン脂質二重膜相転移の熱力学的研究」が同日午後3時過ぎより、キャンパス内の11月ホールにて行われました。過去より、研究室において研究に精力的に従事および協力してくれた卒業生、修了生並びに関係者の皆さんに対して、この場をお借りしてあたらめて謝意を表する次第です。今後、さらに研究を発展させていきたいと思っていますので、皆さん、またご支援の程、宜しくお願い申し上げます。

日本熱測定学会 学会賞 徳島大学生物資源産業学部 研究実績
 
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11月ホールにおける受賞講演
総会における表彰式