8月最終日の31日、九州コロイドコロキウムを本研究室が主催となり開催しました。九州コロイドコロキウムは約40年の歴史があり、四国では1993年に第11回を先代の金品教授が鳴門で開催して以来、29年ぶりに再び徳島での開催となりました。当初、対面開催を予定していましたが、新形コロナ「第7波」により、やむなく遠隔方式に変更しての開催となりました。6人の先生方による招待講演と学生による一般講演(ポスター発表)が行われ、全国から約60名の皆様にご参加いただきました。特に招待講演では、コロイドおよび界面化学分野において第一線でご活躍中の先生方の最新のご研究成果や最先端の技術を聴講することができ、非常に有意義な時間を過ごせました。研究室からは大学院生修士1年の3名(梶浦さん、桐山さん、松岡君)が発表し、討論に奮闘しました。梶浦さんの酸性リン脂質ホスファチジン酸の二重膜相転移に関する発表が優秀ポスター賞を受賞しました。おめでとうございます。次年度は、鹿児島大学において開催になる旨がアナウンスされて終了となりました。
コロナ禍の6月初週、日本膜学会第43年会が早稲田大学をコントロールセンターにオンラインで開催されました。今回は組織委員長を私(松木)が務めさせていただきました。発表件数は89件で、参加者は約180名弱と全国から多数の皆様が参加してくれました。遠隔開催ではありましたが、これまでの年会同様と変わらない内容で対応することができました。特別講演には九州大学の荒殿先生に「ソフト界面膜の研究展開」のご講演をしていただき、また境界領域シンポジウムとして私が「膜と界面-熱力学的アプローチによる現象理解-」を開催しました。界面科学の最先端のお話をまとめて聴講することができ、大変役立つ内容ばかりでした。研究室からは、大学院生2名(中尾君、長尾さん)が発表しました。中尾君のモジュール構造変更アナログ脂質に関する発表が本年会の学生賞を受賞しました。おめでとうございます。また、懇親会をオンラインコミュニケーションツールである「SpatialChat」を導入して行いました。ネット上空間内においてリアル世界における物理的な距離感が再現され、なかなかの好評でした。膜学会恒例の三賞表彰も行われ、大変盛り上がりました。年会にご参加された皆様に、この場をお借りしてお礼申し上げます。
令和2年12月4日(金)、コロナ禍のためオンラインで開催された第61回高圧討論会において、松木教授が2020年度の日本高圧力学会 学会賞を受賞しました。金品名誉教授と共に取り組んできた脂質二重膜の高圧力研究が学会により高く評価していただいたことは名誉なことであり、大変光栄に思います。授賞式は大阪市内の豊中不動尊において前撮りで、受賞講演「高圧力下におけるリン脂質二重膜相転移の研究」は同日午後2時より、zoomを用いたオンライン方式にて行われました。本賞は、これまでに研究室における研究活動に参画してくれた研究室スタッフ、数多くの大学院修了生と学部卒業生の皆さんが残してくれた大きな成果に対する評価を私が代表して受け取ったものです。皆さんの多大なるご貢献に心より感謝する次第です。今後、さらに脂質膜研究の研鑽に励んでいく所存でおりますので、変わらずご支援をいただきますよう宜しくお願いいたします。
令和元年10月25日(金)、近畿大学東大阪キャンパスにて開催された第55回熱測定討論会において、松木教授が2019年度の日本熱測定学会 学会賞を受賞しました。本受賞は、私達がこれまで積極的に推進してきた脂質二重膜の系統的研究が評価されてのものです。受賞講演「リン脂質二重膜相転移の熱力学的研究」が同日午後3時過ぎより、キャンパス内の11月ホールにて行われました。過去より、研究室において研究に精力的に従事および協力してくれた卒業生、修了生並びに関係者の皆さんに対して、この場をお借りしてあたらめて謝意を表する次第です。今後、さらに研究を発展させていきたいと思っていますので、皆さん、またご支援の程、宜しくお願い申し上げます。
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古賀会長、齋藤前会長との記念撮影
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受賞後、御礼のご挨拶 |
研究を支えてくれた多くの皆様に感謝します。 |
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